Title: 

大規模並列CFDのための領域分割法と今後期待されるグラフ分割理論の発展

 

Abstract:

本講演では,グラフ分割問題が実際の工学応用に用いられている「数値流体力学(CFDComputational Fluid Dynamics)」分野について紹介するとともに,同分野におけるグラフ分割法の適用事例と今後望まれる理論発展について述べる.

CFD分野,なかでもスーパーコンピュータの非常に多数の演算装置を用いる大規模並列CFDにおいては,演算装置間で負荷バランスを取るための演算配分を決定する方法として,グラフ分割技術を応用する.本講演では,CFD分野における演算対象とそれらのグラフとの関連づけ,そしてグラフ分割ツールを用いたその負荷分配について紹介する.さらに,それらに基づき,現在から近い将来にかけて大規模並列CFD 野において求められるであろうグラフ分割特性について述べ,今後期待されるグラフ分割技術関連の課題を提起する.以上のように,本講演ではグラフ分割ツー ルのユーザという観点から応用分野の実際とその課題について基礎ないしは応用理論分野へ向け発信,紹介する.これにより,基礎から実用までがリンクしたグ ラフ分割理論の今後の発展を期待するものである.